※メーカーによっては、独自のカメラインターフェース(カメラアプリ)を用いて設定不可にしている端末もあるかもしれません。
今回は、設定の中にある「露出補正」について、書いてみました。
「露出補正」とは、カメラが決めた適正露出から露出を変えて、写真を明るくしたり暗くしたりすることです。簡単に言うと、写真の明るさを意図的に変える設定です。
現在のカメラは適正露出を解析する技術も進んでいるため自動設定でも、適正な露出を算出してくれますが、必ずしも正しいとはいえません。撮影者の意図でもっと暗い写真を撮りたい時や、もっと明るい写真を撮りたいと、思ったときに変更すると、写真にもっと味を出したり、肉眼で見たままを表現させたりする事ができます。
※カメラの適正露出の算出方法は、また別の記事で書きたいと思います。
と、ごちゃごちゃ書いても分かり難いと思うので、実際に撮ってみましょう。
露出補正±0 |
露出補正+2 |
露出補正-2 |
紅く染まるちょっと前で、まだ明るい時間帯です。
このケースでは、デフォルトで十分ですが、露出補正を+に振ると明るくなり夕暮れの雰囲気が無くなります。白が飛んでしまって青空が白っぽくなってしまいました。露出補正を-に振るとタワーの下が暗くなりどんな風景かわかりません。逆に夕暮れの感じが強くなり雰囲気のある写真になったとは言えると思います。
露出補正±0 |
露出補正+2 |
露出補正-2 |
この様に露出補正を変えると、明暗に変化を意図的に付け雰囲気が違う写真に仕上げることができます。露出補正は0.5刻みで変更が出来るので、デフォルトの自動設定には無い、自分好みの写真が撮れると思います。
さらに、露出補正を暗くすることで、月を撮ることもできます。
携帯端末のカメラは広角向け、遠くの被写体よりも広い風景や近くの被写体を撮るのに適しています。デフォルト設定では、月を撮影しても黄色の丸にしか写りません。これは周りが暗いため、カメラの露出値は+に設定されます。しかし、月灯りは明るいため月の影まで潰してしまうのです。
露出補正±0 |
露出補正-2 |
デジタルズーム4倍 |
PENTAX K-x 55-300mmで撮影 |
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